タイ王国の古都「アユタヤと周辺の歴史地区」は、約400年間も栄えたアユタヤ王朝の都で、スコータイ王朝に続いて14世紀中頃に創設されました。
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているのは、タイ・アユタヤ県・アユタヤ市にあるアユタヤ歴史公園の遺跡群や公園外の遺跡などです。
アユタヤ王朝歴代の王達が創った寺院の総数は、およそ400もあり、その寺院の中には、インドのストゥーパに由来する塔が建てられています。
このストゥーパとは、釈迦の骨を納める仏塔のことを言いますが、アユタヤのストゥーパには王の遺骨が納められているそうです。
アユタヤ王朝の王は仏教を国の精神的柱とし、自らをも仏と同じ神聖なものとしていたのです。
アユタヤ王朝時代には、現在のような国王の肖像画というものはありません。
その代わりに仏像を作ったと言われています。
国王は自らの人徳を、仏陀と同等であると考えていたのでしょう。
バンコクのチャオプラヤ川河口から、およそ100キロほど内陸にさかのぼった場所に位置するこのアユタヤは、海賊の手も届かない安全な国際都市として発展しました。そしてその結果、数多くの仏塔や寺院の遺跡群が残されています。
「アユタヤと周辺の歴史地区」にある仏像の顔は、確かに王の肖像であるかのようです。
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アユタヤと周辺の歴史地区【タイ王国】
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